北海道秋紀行 vol.3

道内滞在最終日は再び夕張へ。朝は本当に天気が良く、強烈な光を受けた紅葉が一段と輝いていました。列車の走っていない時間帯は夕張の旧産炭地で取材。そしてお昼の列車は清水沢にて俯瞰撮影。このSカーブ、初日に来たときは真っ白な雪景色でしたが、さすがに根雪にはならずに紅葉だけの秋らしい景色。列車が来る前から曇天になってしまいましたが、逆に影が出ないのでフラットな絵に仕上げることができました。

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Nikon D5 / AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VRⅡ
石勝線 清水沢~鹿ノ谷にて

そして夕張を後にして、道東道で占冠へ、そして南富良野町へ移動。だんだんと天気は下り坂になり、根室本線東鹿越駅に着いた時は雷雨に見舞われました。ホントは金山湖付近で狙おうかと思っていましたが仕方なく駅で列車を待ちました。先日の台風の影響で東鹿越駅から新得駅までが不通となってしまい、ここから先はバス代行。富良野からの回送列車が到着すると、落合駅からの代行バスも到着。三名の乗客が乗り換えていきました。この代行バスは狩勝峠を越えて新得駅まで行かず、現時点で公共交通機関を使って空知と十勝の往来が不可能となっております。

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Nikon D5 / AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
根室本線 東鹿越駅にて

隣の幾寅駅は高倉健主演の映画「鉄道員」のロケ地として有名。ここでスナップ撮影をしていると地元新聞記者からインタビューを受けました。実はここに来る以前にJR北海道が単独では維持することが困難な線区について新聞が報道。その中で札沼線北海道医療大学~新十津川、留萌本線全線、そして根室本線富良野~新得が路線廃止・バス転換の意向と出ていました。南富良野町は台風による水害で甚大な被害を受けて復興を始めたばかりなのに廃線は寝耳に水だ、と町は記者に言っていたそうです。私もその三線区の中でもここ富良野~新得間は空知と十勝を結ぶ大事な路線であり狩勝峠もあってバスの運行は困難だから鉄路は必要だと記者に訴えておきました。
しかし、幾寅駅から落合駅に向かう途中の根室本線の線路は台風の被害から復興する気配は見せていません。流木は線路の上に乗っかったまま、土砂も線路を覆ったまま。奇しくも雨が降っていたので泥がさらに汚く見えます。本当にこの区間は復活してくれるのか、はたまたこれを機に一気に廃線へと加速していってしまうのか。推移を見守ることしかできない歯がゆさを感じながら北海道の旅を終えました。

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Nikon D5 / AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VRⅡ
根室本線 落合駅にて
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[ 2016/11/03 21:00 ] BLOG | TB(-) | CM(0)

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