三江線、ついに廃止へ!

廃止が取り沙汰されていたJR西日本三江線。ついに本日国土交通省に鉄道事業廃止届けを提出、2018年3月末での廃止が決まってしまいました。本州で100kmを超える路線の廃止は初めてのことだそうです。
山陽と山陰のいわゆる陰陽連絡線として建設され、当初は三江北線、三江南線として開業後、口羽~浜原間の開通をもって三江線として全通。しかし全通後は一本も優等列車が走ることはなく、沿線の人口は減る一方。特に島根県の人口減は深刻な問題だそうです。

つい先日、私は初めて三江線を訪れる機会があり、乗ることができましたが、まず驚いたのは特急が停まる山陰本線江津駅前でさえコンビニはおろか食料を調達するお店が皆無、しかもあろうことか駅前を拠点とするタクシー会社が倒産した直後という状況。愚直なまでに江の川に沿って進む線路は速度制限が30km/hとなる箇所が多く、スピードアップによる時間短縮なんてまったく望めませんし、合理化で保線区員が減らされているのか、線路脇の木々が車両によく引っかかり、窓ガラスが割れるんじゃないかとヒヤヒヤしたほど。時間があって粕淵駅から浜原駅まで歩きましたが、町は閑散としていて歩いている人を見つけるのが困難なほど。
廃止やむなし、と誰もが思う光景でした。沿線人口が減る中での鉄道維持は三江線に限らず中国山地のローカル線全体の問題にも感じます。いろいろ考えさせられる三江線の旅でした。

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江津駅から浜原行きに乗って粕淵駅で下車。商工会の方々がここで会議があったそうで多くの方が私と一緒に下車していきました。島根県邑智郡美郷町という街を雨の中散策。廃墟も多かったけど、趣のある建物もけっこう残っていたのでスナップ写真を撮りながら歩くのにはとても良かったです。

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車窓風景のほとんどは江の川に沿います。驚くことに三江線は江の川自体を渡る機会は少なく、山の縁を線路が敷かれ、川沿いに進みます。線路わきの木々の枝が伸びて車体に当たることが何度もあります。そして制限箇所がいくつもあり、列車は徐行しなければならないので所要時間はおのずと伸びてしまいます。でもスピードは端から求めていないようです。

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ただでさえ運行本数が少ない三江線の中でもその半分が通過してしまう長谷駅。運転手にお願いして駅舎(待合室)をホームから撮らせてもらいました。ホームの先端には使われていない、朽ちたホームもまだ残っているけど、恐らく廃線になるまで放置状態でしょうね。
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[ 2016/10/01 20:00 ] BLOG | TB(-) | CM(0)

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