深夜の青函トンネル

夏休みに入ると仕事も多忙になり時間がゆっくり持てなくなります。それでもこの時は仕事の合間を縫って津軽半島の奥地へ行ってきました。目的としては津軽線を走るED79牽引の「北斗星」をはじめとする夜行列車の撮影や、新幹線工事の影響で8/10いっぱいで営業を実質的に終える津軽今別駅の取材。特に津軽今別駅は新幹線用線路に仮設の踏切が敷かれ、この位置から遠くの列車が撮れる最後のチャンス。ホントは深夜の試運転を終えた新幹線が留置していたらもっと良かったのですが、残念ながら新幹線はいませんでした。

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しかし、津軽今別駅で工事関係者からひょっとしたら今晩試運転があるかも、という憶測情報をいただき、期待度70%で深夜の撮影を試みることにしました。ちょうど青森行き急行「はまなす」が時刻変更で通常よりダイヤが遅くなるので青函トンネル飛び出しを狙おうと思い、津軽線津軽浜名駅近くの青函トンネル出口の広場へ。
現場に着くと何やら先客が。お話しするとCS放送「Ch.546 鉄道チャンネル」の深夜ロケだそうで、スタジオと現場をスカイプを通じてネット生放送をお届けするとか。そこに偶然知人もいたので和気藹々と列車を待つことに。するとすぐにトンネルの列車接近警戒音が静寂とした夜に鳴り響きます。とっさにカメラを構えるとEH500牽引の貨物列車。しかしこれを境に出口の照明が消え、列車は一本も来なくなります。

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最後の貨物列車が通過してからどのぐらい時間が経ったのでしょうか。何かしら遠くから轟音が聞こえてきます。しかし深夜だからかトンネルの列車接近警戒音は鳴りません。ちょうどこの時天候が荒れていて風の音が結構うるさかったので空耳かと思いましたが、その轟音はだんだん大きくなります。すると真っ暗なトンネルの奥から先ほどの機関車のライトとは明らかに違う色が見え始めました。そう、H5系がやってきたのです!

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時刻は1;59。予想よりもゆっくりとした速度でH5系北海道新幹線試運転車両が青函トンネルを出てきました。「鉄道チャンネル」のロケ隊は残念ながらネット中継が間に合わず見ているだけでしたが、スタッフと一緒に大興奮!その後つながった中継に私も急きょ出演してこの撮り立てホヤホヤの画像をスカイプで披露しました(結果的に真っ暗な画像しか判別できなかったとか…。)。
その後ひと段落して休憩しようと思ったら、その20分後に再びトンネルから轟音が!先ほどの試運転車両が奥津軽いまべつ駅から折り返してきて、おおよそ時速140km/hの速度で再び北海道へと消えていきました。その後木古内駅から折り返すかなと浅はかな希望を持ちながら待っていましたが、残念ながら試運転車両はやって来なくて貨物列車運行時刻を迎えてしまいました。それにしても同じ場所で在来線(貨物列車)と新幹線が撮れるなんてとても画期的なことで、こうして写真を並べると改めてその凄さを感じます。北海道新幹線開業まであと半年!ここで新幹線の昼行シーンを早く撮りたいですね!

余談ですが、今回深夜の高速撮影に際し、Nikon D4の感度を最高のISO12800に、絞り解放f2.8、シャッタースピードは1/1000に設定して貨物列車を撮影。新幹線はさらにもう一段感度を上げてISO25600相当で撮影。さすがにノイズは目立ちますが、それでも絵として十分見れるレベル。そろそろ新しいアナウンスが聞こえそうなNikon D5だと更にどうなるか、今から楽しみです。
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[ 2015/08/02 07:00 ] BLOG | TB(-) | CM(0)

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