若桜鉄道の挑戦!

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鳥取県の第三セクター若桜鉄道が「鳥取県発地方創生、若桜鉄道SL/DD走行社会実験」と銘打ったイベントを4/11に開催。普段は若桜駅構内で体験運転ができるSL(C12 167)とDL(DD16 7)が12系を連結して、実際の線路を走らせてどれぐらいの集客があるのか、それが地域活性化にどう結び付けていくか。これを図るための壮大な計画です。
SLを走らせる、と言いますが、そう簡単には行きません。まずこの機関車には車籍がなく、実際の線路を走らせるには法的に問題が発生します。そのため、定期列車を運休させて線路閉鎖をして機械扱いとして運行。走行速度も時速15km/h程度。乗客も乗せられないので代わりに地元住民たちが作った案山子さんたちが大勢乗車することに(笑)。

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さて今回のこのイベント、前日までずっと仕事だったのと遠方ということで最初は行くつもりはありませんでした。しかし時が近くなるにつれ、鉄道写真仲間たちがSNSなどを通じて参加表明、もしくは現地へ向かう様子が伝えられるといてもたってもいられなくなり、車で弾丸ツアー決行(笑)!自身の運転で愛知県以西行ったことがなく、関西ではちょっとドキドキしましたが、何とか深夜に鳥取県入り。
早朝に若桜鉄道山田社長にご挨拶。若桜駅での出発式典では来賓に石破茂地方創生担当大臣をはじめ、秋田県から由利高原鉄道春田社長、山形県から山形鉄道野村社長、千葉県からいすみ鉄道鳥塚社長、茨城県からひたちなか海浜鉄道吉田社長(午後のフォーラムのみ参加)など、撮影等でお付き合いのある顔ぶれが勢ぞろい!そして取材班を含め、友人知人も多く若桜駅に集結!これは朝からすごいことになりました。また、「Railway Graphic D.E.F.」の仲間遠藤真人君、「丹後鉄景」の桑村誠一氏と共に公式カメラマンとして取材をさせていただくことになりました。担当は遠藤君はチャリでの移動班、桑村氏は案山子と一緒に車内班。そして私は渋滞巻き込み懸念で行き当たりばったりの車移動班(笑)。
現地で驚いたのは、このイベントのために地元警察や沿線自治体のバックアップがすごかったこと。撮り鉄さん向けに予約制の撮影スポットや駐車場が用意され、交通規制をすることにより安心して撮影に臨めることができたり、鉄橋などでは撮影用に約5分ほど停車して、皆さん思い思いのポイントで撮影できるサービスも。通常のSL走行ではここまでできなさそうだけど、それも社会実験ならでは。この実験を検証して、いつか本物の有火で運転する際の貴重なデータとなるころでしょう。

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桜の咲く時期ということもあり、当初の目標であった集客1万人を上回る鉄道ファンが全国から集まったそうです。SLを活用したローカル鉄道の活性化に向けて、まずは第一歩を記したと言っていいでしょう。ごく普通の地域にある、ごく普通のローカル線にSLが走ったということでこれだけの人が集まるとは地元住民だけでなく沿線自治体も驚いたことでしょう。でもこのイベントは地元住民や沿線自治体の全面的な協力があってこそ。いろんなアイデアを出し合って、鉄道を通じて魅力的な街づくりをしていく大きなきっかけになったことかと思います。それまで鉄道を意識してこなかった若い世代も、心の中で何か芽生えてくれたらうれしいですね。

最後になりましたが、若桜鉄道山田社長はじめ、多くの第三セクター公募社長の皆様、取材班の遠藤君、桑村氏、沿線でお会いした鉄道写真仲間の皆さんにこの場を借りて厚く御礼を申し上げます。皆さんで若桜鉄道の挑戦を応援していきましょう!
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[ 2015/04/15 12:00 ] BLOG | TB(-) | CM(0)

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