北海道鉄道夢物語

喪中のため新年のご挨拶は控えさせていただきました。元旦はよもやの降雪となりましたが、何とか2015年の新たなスタートを迎えました。

新年一発目のブログは何を書こうかな、といろいろ考えましたが、ちょうど昨日川崎市の「電車とバスの博物館」へ行った時のことをお話しします。この博物館へは何度か行ってはいるけどライブラリーには行ったことがなく、ちょうど日曜日の開館日だったので入ってみました。ここには「鉄道ファン」や「鉄道ジャーナル」などのバックナンバーはじめ鉄道関連の雑誌や図書がいっぱいあり、見応え充分!北海道関連の懐かしい写真集もあって時間を忘れて夢中に読みふけました。

そんな中、一冊の写真集を発見。「THE CRYSTAL RAILWAY 北海道」という本。国鉄末期からJR転換期を中心としたJR北海道の激動の歴史が捉えられています。まだ高校生だった頃、この本を友人から見せてもらって、より一層北海道熱が高まって、いわば私の鉄道写真の指針となったといっても過言ではない写真集です。まさかここでこの本と再会するとは!これらの素晴らしい写真は、北海道鉄道写真ではお馴染み、真船氏や上田氏、奥野氏ら諸先輩方がカメラマンの名前に連なっています。
JR北海道が誕生して、青函トンネルが開業して、寝台特急「北斗星」が華やかにデビューして、リゾート列車が道内各地を巡って、ハイデッカーグリーン車やハイグレードグリーン車に乗ることがとても豪華な旅をさせてくれ、乗務員やそれを取り巻く人々がみんな元気。いろいろな面を見ても夢があり、それが今も伝わってきます。
ところが現在はどうでしょう?当時と現在を比べてしまうのは愚かなことかと思うけど、長大四線(天北・名寄・池北・標津線)、深名線、上砂川線、江差線末端区間が廃止され、急行は特急に格上げされ、夜行列車はほぼ無くなり…。人口が少ないから路線の廃止は仕方ないにしても北海道を列車で旅するのにはいろんな意味で夢が少なくなってきているような、と感じてしまいます。来年度にはいよいよ北海道新幹線が開業しますけど、それでも「オール北海道」で歓迎ムードしているかといえば疑問符が付きます。一連の不祥事からの委縮ムードを何とか打破して夢のある北海道の鉄道をもう一度見たいです。
そして写真家の一人として、一つの転換期を迎える北海道の鉄道とどう向き合うのか、いろいろ考えさせられました。ここ数年の自分の北海道での写真を見返してみても、跨線橋などでのいわゆるお立ち台で普通に撮った写真が多く、この写真集のような夢のある写真が少なく、人物スナップ写真も遠慮がちに陥ってしまいつまらない。自分の心が何を求めているのか、もう少し考えないといけないな、と。「北斗星」や「カシオペア」が惜しまれつつ最後の時を迎える本年、いろんな想いを込めて北海道の鉄道と向き合っていきたいと、ライブラリーでこの写真集を見て強く感じました。

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[ 2015/01/05 23:00 ] BLOG | TB(-) | CM(0)

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