シアターキューブリックPresents「ローカル鉄道演劇ナイト!」

いつもお世話になっているミュージシャンのオオゼキタクさんのお誘いで、『シアターキューブリック』という劇団のイベント「ローカル鉄道演劇ナイト!」にて簡単な写真のトークショーをさせてもらいました。ライブハウス会場内では身動きが困難なほど多くのお客様にお越しいただき、ありがとうございました。

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シアターキューブリック』が来月香川県で開催される「ことでんスリーナイン」の舞台となる高松琴平電気鉄道ことでん)の沿線風景をトークを交えながら紹介。先日広島電鉄取材の帰りに高松へ立ち寄り、どんな絵が欲しいか自分の中で予測しながら撮影。そしてチョイスして会場に持ち込みました。「仏生山駅」「滝宮駅」「旧型レトロ電車」「車歴90年」「ことちゃん」「讃岐富士」「ため池」を紹介した私のトークの後に出演者の口からきちんとそれらのキーワードが出てきてひと安心。出演者の方々から讃岐富士をバックに一宮駅に停車中のことでんレトロ電車の写真を気に入っていただき嬉しく思いました。
それにしても私一人が淡々としゃべっていただけだったので、つまらなくなるかな、と思いきや、「ことちゃん」をペンギンと発してしまい、会場者(しかもデザイン原作者)から「イルカです!」とツッコミ入れられて大ボケかましたのはネタ的に良かったかな(笑)?

劇団メンバーの谷口礼子さんとはコンピアルバム「恋する鉄道」撮影でご一緒させてもらっていますが、今回改めて劇団『シアターキューブリック』の今までの活動履歴を知り、メンバー皆さんといろいろお話させてもらう機会ができましたが()、『ローカル鉄道演劇』という新しいスタイルの演劇に非常に興味を持ちました。私自身まだ観たことがないので上手く言えませんが、単純に演技するだけでなく、それが鉄道やその地域に何かしらの活力を加えることでしょう。今後の活躍が非常に楽しみな劇団です。9月には高松琴平電気鉄道(香川県)で、11月にはひたちなか海浜鉄道(茨城県)にてそれぞれ列車内で公演があるので、興味のある方はぜひ足を運んでみてください。詳しくは劇団劇団『シアターキューブリック』のホームページへ。

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最後に、今回のイベントを企画し、そして「ことでんスリーナイン」に音楽で演出するオオゼキタクさん、劇団団長で脚本家の緑川憲仁さん、個性豊かな劇団「シアターキューブリック」メンバーの皆さん、そして昨夜集った友人たち。本当にありがとうございました!
[ 2015/08/31 19:00 ] BLOG | TB(-) | CM(0)

さよなら「北斗星」

1988年の開業以来、多くの人々を乗せてきた寝台特急「北斗星」。今春のダイヤ改正で定期列車としては運転を終了しましたが、臨時列車としては今夏まで走り続けてきました。その「北斗星」もついに運転終了の日を迎えることになりました。

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仕事のスケジュールの都合上、私が「北斗星」を見ることができるのは昨日が最後。迷わず上野駅へと向かいました。廃止報道後、連日多くの人が詰めかけています。恐らく「ブルートレイン」を知らない、乗ったことがない世代が興味津々に機関車前に集まっているのが印象的。みんなコンパクトデジタルカメラや携帯電話、スマホやゲーム機で思い思い撮影していました。私が子供のころと比べて時代を感じますね(笑)。

私も横浜と札幌を行き来するのに何度か乗車してきました。しかし、どちらかというと乗る方より撮る方が多く、たくさん乗った記憶があまりありません。最後に乗ったのは去年末に行った北海道新幹線取材からの帰り。乗車当時は一両のB寝台に私含め3人しか乗っていませんでした。そして翌日には新聞各紙が一斉に「北斗星来春廃止」の報道、私も寝台で寝転がりながら携帯のニュースを見て絶句したことは今も忘れません。そして到着した上野駅のただならぬ雰囲気も感じました。

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運転の最後を記念してか、ヘッドマークは金縁の特別バージョンが掲げられていました。話によると臨時用に取っておいたものとか。EF510の金帯とマッチしていて素敵です。実はこの前日、北陸本線で貨物に転属になった元「北斗星」用EF510を目撃したのですが、色褪せ度や汚れがひどく残念な思いをしただけに、この日は暑苦しい混雑の中で入念にこの部分を切り取りました。

北斗星」といえば、かつて東京~長崎・熊本を結んでいた「さくら」と同じ、栄光の『1列車』。しかし臨時になってから列車番号は8000台に。走っている分、乗っている分、撮っている分は変わらないのですが、何となく違うイメージを持ってしまいます。いろんな複雑な思いを持ちながら、上野駅で発車間際までその姿を眺めていました。

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16時20分、上野駅13番線ホームの発車メロディーが鳴り出す。私は「ブルートレイン」のテールライト、「北斗星」のテールマーク、そしてそれを送り出す人々を狙おうと、最後は車端部で、と決めていました。カメラの感度をISO 6400に上げ、AF-S 80-400mm手持ちながら緊張感を持ち、札幌へとゆっくり走り出す「北斗星」に向けてシャッターを切り続けました。客車がファインダー越しに消えた瞬間、私の中で幼少のころから憧れ続けてきた「ブルートレイン」が無くなりました。もちろんまだ青い客車は急行「はまなす」が、そして寝台特急は「カシオペア」は残ってはいますが、純粋な「ブルートレイン」はこれが最後。これから誕生する豪華観光列車クルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島(トランスイート しきしま) 」はそう呼べないでしょう。

多くの人に愛されてきた寝台特急「北斗星」は、その歴史に間もなく歴史を閉じようとしています。利用する回数は少なかったものの、私にとって存在感が大きかっただけに、無くなるとなるとやはりさびしいですね。いつまでも記憶の中で走り続けていてほしいです。

ありがとう、「北斗星」―。
[ 2015/08/20 23:00 ] BLOG | TB(-) | CM(0)

留萌本線&C11 207

ついに留萌本線の末端区間の廃止が沿線市町村に伝達され、正式に発表されることになりました。この区間は路線の中でも特に利用客の少ない区間なので、致し方ない感は否めません。この区間を切ってでも深川~留萌間が存続してくれれば、と願ってやみません。(公式プレスリリースPDF

そして留萌本線区間廃止発表と同時に、C11 207号機を東武鬼怒川線で運行を目指しているとの公式発表がありました。リリース分によるとJR北海道から借用しての運行となっていますが、これってその都度北海道から借りてくるの?それとも一回限りの運行?それともサッカーみたいにレンタル移籍から後に完全移籍?正直東武鉄道でSL運行が成功するかどうか不透明な部分は多いですが、その動向が気になります。(公式プレスリリースPDF

留萌本線C11 207号機ということで、同機牽引のSL「すずらん」号を一枚公開します。夏に日差しの中で逆光のポジションで撮影してしまったためお蔵入りとなってしまいましたが、まさかこんな形でお披露目することになろうとは…(汗)。

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留萌本線 恵比島~峠下にて
[ 2015/08/10 22:00 ] BLOG | TB(-) | CM(0)

深夜の青函トンネル

夏休みに入ると仕事も多忙になり時間がゆっくり持てなくなります。それでもこの時は仕事の合間を縫って津軽半島の奥地へ行ってきました。目的としては津軽線を走るED79牽引の「北斗星」をはじめとする夜行列車の撮影や、新幹線工事の影響で8/10いっぱいで営業を実質的に終える津軽今別駅の取材。特に津軽今別駅は新幹線用線路に仮設の踏切が敷かれ、この位置から遠くの列車が撮れる最後のチャンス。ホントは深夜の試運転を終えた新幹線が留置していたらもっと良かったのですが、残念ながら新幹線はいませんでした。

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しかし、津軽今別駅で工事関係者からひょっとしたら今晩試運転があるかも、という憶測情報をいただき、期待度70%で深夜の撮影を試みることにしました。ちょうど青森行き急行「はまなす」が時刻変更で通常よりダイヤが遅くなるので青函トンネル飛び出しを狙おうと思い、津軽線津軽浜名駅近くの青函トンネル出口の広場へ。
現場に着くと何やら先客が。お話しするとCS放送「Ch.546 鉄道チャンネル」の深夜ロケだそうで、スタジオと現場をスカイプを通じてネット生放送をお届けするとか。そこに偶然知人もいたので和気藹々と列車を待つことに。するとすぐにトンネルの列車接近警戒音が静寂とした夜に鳴り響きます。とっさにカメラを構えるとEH500牽引の貨物列車。しかしこれを境に出口の照明が消え、列車は一本も来なくなります。

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最後の貨物列車が通過してからどのぐらい時間が経ったのでしょうか。何かしら遠くから轟音が聞こえてきます。しかし深夜だからかトンネルの列車接近警戒音は鳴りません。ちょうどこの時天候が荒れていて風の音が結構うるさかったので空耳かと思いましたが、その轟音はだんだん大きくなります。すると真っ暗なトンネルの奥から先ほどの機関車のライトとは明らかに違う色が見え始めました。そう、H5系がやってきたのです!

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時刻は1;59。予想よりもゆっくりとした速度でH5系北海道新幹線試運転車両が青函トンネルを出てきました。「鉄道チャンネル」のロケ隊は残念ながらネット中継が間に合わず見ているだけでしたが、スタッフと一緒に大興奮!その後つながった中継に私も急きょ出演してこの撮り立てホヤホヤの画像をスカイプで披露しました(結果的に真っ暗な画像しか判別できなかったとか…。)。
その後ひと段落して休憩しようと思ったら、その20分後に再びトンネルから轟音が!先ほどの試運転車両が奥津軽いまべつ駅から折り返してきて、おおよそ時速140km/hの速度で再び北海道へと消えていきました。その後木古内駅から折り返すかなと浅はかな希望を持ちながら待っていましたが、残念ながら試運転車両はやって来なくて貨物列車運行時刻を迎えてしまいました。それにしても同じ場所で在来線(貨物列車)と新幹線が撮れるなんてとても画期的なことで、こうして写真を並べると改めてその凄さを感じます。北海道新幹線開業まであと半年!ここで新幹線の昼行シーンを早く撮りたいですね!

余談ですが、今回深夜の高速撮影に際し、Nikon D4の感度を最高のISO12800に、絞り解放f2.8、シャッタースピードは1/1000に設定して貨物列車を撮影。新幹線はさらにもう一段感度を上げてISO25600相当で撮影。さすがにノイズは目立ちますが、それでも絵として十分見れるレベル。そろそろ新しいアナウンスが聞こえそうなNikon D5だと更にどうなるか、今から楽しみです。
[ 2015/08/02 07:00 ] BLOG | TB(-) | CM(0)